東京国立近代美術館(本館)


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住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
設計:谷口吉郎
用途:美術館
施工:1969年
開館時間:10:00〜17:00 金曜日は20:00まで開館 (入館は閉館30分前まで)
写真撮影:可(フラッシュ・三脚の使用不可。一部撮影不可の作品あり)
入場料:大人420円(210円) 大学生130円(70円) 高校生70円(40円) 小・中学生、65歳以上無料
( )内は20名以上の団体料金
※特別展・共催展は別料金
※特別展はホームページに割引券あり
※同日であれば本館の所蔵作品展チケットで工芸館の所蔵作品展入場可
※毎月第1日曜日は所蔵作品展のみ無料

公式サイト:http://www.momat.go.jp/Honkan/honkan.html

東京には国立美術館が二つあり、上野にある国立西洋美術館とここ、東京国立近代美術館がそれです。
来年は六本木に三つ目の国立美術館が開館します。
「国立新美術館」というのがそれで、黒川紀章設計による建設費約400億円、日本最大の約1万4000平方メートルの展示面積というすごい美術館です。完成が楽しみのような怖いような。
さて、ここは日本初の国立美術館だそうで、本館・工芸館・フィルムセンターの三つの施設があります。
近代美術館ということで、所蔵作品は日本の近代美術、明治・大正から昭和の時代の作品を網羅しています。
フランスでいうところのオルセー美術館のような位置付けになるんでしょうか。
建物の外観がかなり古めかしい印象を与えます。昭和、という感じ。
設計した谷口吉郎は谷口吉生のお父さんだそうです。
ただ竹橋の駅を降りてすぐ右手、お堀を挟んでぼーっと建っている美術館周囲の風景は好きです。
なぜぼーっと建っているように見えるかというと、堀の水面に美術館のシルエットが映るのと、建物の屋根が平らではなく少し楕円になっているから、そう見えるのかな。
美術館のすぐ後ろを首都高が走っていて、お堀の上に人工的な首都高の橋がかかっていたりするのは、シュールな風景ですよね。
中に入るとそれほど古さは感じず、1階から4階まで展示フロアがあり、広さもまあまあなんじゃないかと思います。
天井も思ったより低くはなく、企画展をやっている1階で5〜6メートルはあるんじゃないでしょうか。
1999年に増改築工事が行われたそうです。
ところで、この美術館のメインテーマである日本の近代美術というやつを、私はよく知りませんので所蔵作品がどれほど素晴らしいかもよくわかりません。ただ行く度にそこそこお客さんは入っているなーという印象があります。
今回行ったのは吉原治良展でしたが、藤田嗣治展なんかだとより混んでいたに違いありません。
だからなのでしょうか、水色ジャケットのユニフォームを着た監視員の人の人数がなぜか多い気がします(笑)。まあ質問とかしやすいので、いいんですが。
写真展もたまにやっています。
あと、国立だけに料金が安い。企画展でたいていは一般800円です。
都立より国立の方が安く、逆に言うと都立美術館は東京都民だと割引があってもいいんじゃないかと思ったりします。

▼2階からの眺め
 黄色と黒のオブジェはイサムノグチの『門』
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2006年07月16日 ミュージアム:東京/日本橋 トラックバック(1) コメント(0)

ワタリウム美術館


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住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
設計:マリオ・ボッタ
用途:美術館
施工:1990年
開館時間:11:00〜19:00(水曜日は21時まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/31〜1/4)
入場料:一般1000円 学生800円 会員無料 (会期中何回でも入館できるパスポート制)
その他:ON SUNDAYS(1階) カフェ ブックショップ(B1)
公式サイト:http://www.watarium.co.jp/


ワタリウムといえば東京を代表する現代美術専門の美術館。
前身は「ギャルリーワタリ」というギャラリーで、80年代からバリバリに現代美術の展覧会をやっていた記憶があります。
ここに来るとかつての80年代カルチャーの最良部分の存在を感じます!
そういえば、オンサンディーズでアイドル時代の宮沢りえとぶつかったことがあります。
宮沢りえが国民的アイドルだった時だから9?年の頃かな。
で今現在のワタリウムはどうかというと、確かに80年代のようなキャッチーな施設ではなくなっています。
かつてはON SUNDAYSでしか売ってないとか、青山にあってワタリウムに足を運ぶこと自体オシャレ趣味みたいなところがありましたので。
ただそれは、流行とか文化が多様化した今となっては以前のようなニーズは少なくなっているからで、世間が変化したということですね、きっと。
でもワタリウムの方針自体は、それほど変わってはいないのではないかと思う。
現代アートは「今をどう生きるか」という問いから始まる、ということでレクチャー・ワークショップは続いています。
これがタイトルを見ていると面白そうで、アートマネジメントから現代思想、南方熊楠まで幅広いテーマです。
子供向けのワークショップをやっている美術館は多いですが、大人向けのこうした企画は少ないので貴重だと思います。
(ワタリウムでは子供向けのものもあります)
また、アートマネジメント講座なども説明を読む限りは、プロ向けというよりは、現在美術が好きな市民向けという感じがします。
ブルースタジオという建築事務所のサイトに、ワタリウム美術館キュレーターのインタビューが掲載されています。
ワタリウムの創立の経緯などが載っていて面白いのですが、これを読むと和多利さんは地域ボランティアとして地元青山・原宿の商店会や、街づくりに参加されていたとのことで、妙に納得しました。
上から教えるのではなく、市民と同じ目線でアートを楽しみ方を提供してきたのだなあと思います。

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さて、現在ワタリウムでは「さよなら ナム・ジュン・パイク展」が開催されています。
ご存知のように2006年1月に亡くなったナム・ジュン・パイクの、70年代から彼をサポートしていたワタリウムならではの展覧会ですね。
メディアアートの第一人者で、世界を股にかけて活躍した謎の韓国人アーティスト、ナム・ジュン・パイクのことを最近はちょっと忘れていましたが、作品を見るとすごく楽しい気分になりました。
キュレーターの方が言ってましたが本当に彼の作品はユーモアがあってかわいいものなんですね。
小さい魚が泳ぐ水槽の中を人間が動いている「TVフィッシュ」や「TV仏陀」は見た瞬間思わずぷっと笑ってしまうもの。
かと思えば一方で「ニュー・キャンドル」のような、一本のローソクを撮影した映像を数種類の角度と色でプロジェクターで壁に投影するという、それ自体はシンプルだけど、豊かで重層的なイメージの作品もある。
またビデオで若い頃のパフォーマンスや「バイ・バイ・キップリング」などが見られます。
普段あまり考えないことだけど、作品を見て彼の人柄が伝わってくる感じがした。
人柄というよりは、雑誌とかで見かける、人を喰ったようなニヤニヤ笑い、でもとても優しそうなナム・ジュン・パイクの顔が思い浮かんだ。
会期中は毎日16時から展覧会説明があり、作品を見る上で参考になりました。
また会期中何回でも入館できるパスポートがもらえますので、二回目以降は無料で入れます。
ワタリウムの展覧会は比較的会期が長いので、このパスポートはお得ですよね。期間中もう一度行こうかな。

▼帰りにワタリウムのビル(マリオ・ボッタ設計)を見上げたら、ロボットみたいに見えた。
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屋根の平たい円柱部分が頭で、円柱からちょこっと出ている棒みたいなのがロボットのアンテナ。
外観もナム・ジュン・パイク追悼しているかのような、ワタリウム美術館でした。




2006年07月08日 ミュージアム:新宿/渋谷 トラックバック(1) コメント(0)