東京都現代美術館

住所:東京都江東区三好4-1-1
設計:柳沢孝彦
用途:美術館
施工:1997年
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) 年末・年始・展示替(12/19〜1/20) 保守点検展示替(3/27〜4/21)
入場料:大人500(420)円 学生400(320)円 高校生250(200)円 65歳以上250(200)円 中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※企画展は別料金
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその付添いの方(2名様まで)は常設展無料
※小・中・高校生とその引率者が、教育活動として常設展を観覧する場合は、常設展無料(事前の承認が必要)
※毎月第3土・日曜日(親子ふれあいデー)は、都内在住で18歳未満のお子さまを同伴する保護者は常設展半額
※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上常設展観覧料が無料
公式サイト:http://www.mot-art-museum.jp/
はっきり言って評判のよろしくない美術館です。
アクセスが悪いこと(地下鉄、JRなどどの駅からもバスもしくは徒歩で10分以上かかる)、巨大なハコモノ建築、またリキテンシュタインを6億円で購入したことで話題になった(もちろん悪い意味で)。
巨大建築であることに関しては、美術館自体はそれほど巨大だとは思いません。
展示スペースが巨大なのは、巨大なものを展示する展覧会があるかもしれないし、館内には図書館もインターネットカフェもショップもありますので、使い道はあるような気がします。
ただエントランスが巨大なのです。
入口はとにかく大きく見せたいみたいなところが、ハコモノと言われてしまう所以なのでしょうね。
東京を代表する(はずだった)現代美術館がなぜこんなことになってしまったのか?については、カルチャーパワーの記事を読むと、運営形態、予算など様々な問題を抱えていることがわかります。
東京都美術館などとは違い、企画展を自主事業しているとのこと。
館独自の経営努力で企画展を運営しなければならず、客が入る展覧会をやらないといけない。 企業ではないのに経営努力、しかもこの美術館が今後も現代美術をテーマにするのだとすればかなり大変なことだと思います。
とはいえ、一都民としては都立の現代美術館である限り充実した施設であって欲しいもの。
年内には大竹伸朗展が予定されている。大竹伸朗初の回顧展、これは絶対行くつもり。
ICC

住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
用途:展示施設
施工:1997年
開館時間:10:00〜18:00(入館17:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌火曜日) 年末年始 2月の第2日曜日・8月の第1日曜日
入場料:無料
※企画展・イベントは有料(身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳をお持ちの方、及びその付添者、満65歳以上の方、未就学児童は無料)
4F:エントランスロビー、受付、カフェ
5F:ギャラリー
6F:図書館
公式サイト:http://www.ntticc.or.jp/
去年あたり閉鎖の噂があり、惜しむ声も多かったICC(正式名称:NTTインターコミュニケーション・センター)は、めでたく2006年6月6日にリニューアルオープン。
イベントを見に行ったことはあったものの、施設として利用したことはなかったので、リニューアルオープンを祝して見に行ってきました。
基本的にNTT東日本の文化施設ということで、NTTの最新テクノロジーを駆使した展示がされています。
「コミュニケーション」というテーマを軸に科学技術と芸術文化の対話を促進し、すべての人々に開かれた施設として、人と情報が活発に交流する拠点となることを目指す、とあります。
そもそもNTTが日本の電話事業100周年記念事業としてスタートし、機関誌「InterCommunication」を刊行しつつ、展示・イベント活動を並行して行い、その後NTTの分割にともないNTT東日本の所属となり紆余曲折ありながら運営されてきたようです。
行ってみて、ほんとに閉鎖されなくて良かったと思いました。
まずICC HIVE(ハイヴ)というICCの記録映像アーカイヴがあります。
これは1997年の開館から現在までに行なわれてきた、展示やイベント、ライブ、インタビューなどの映像デジタル化して一挙公開しています。
改めて見るとすごいアーティストばかり。高橋悠治、磯崎新、ダムタイプ、スーザン・ソンタグ…
ネットが普及し始めた頃、トークイベントなんかをライブ中継していましたよね。
そういった公開映像だけではなく、独自インタビューもあります。
(ウィリアム・フォーサイス、インゴ・ギュンターなど)
これまではICC館内のみの利用でしたが、2006年6月からネットでも見られるのです!
無料です。→http://hive.ntticc.or.jp/
さて、展示エリア(アート&テクノロジーゾーン)はどうなっているかというと。
「インタラクティヴ」を気軽に体験できて、とても楽しい!展示エリアです。しかも無料で入れます。
展示エリア(アート&テクノロジーゾーン)は美術館でいうと常設展のようなもので、これが無料で使えるのはかなりお得。
イベント、ワークショップなどに参加するにはその都度料金は発生すると思いますが、無料でアーカイブ、展示エリア(アート&テクノロジーゾーン)、図書館、ラウンジなどが利用できるのです。
展示エリア(アート&テクノロジーゾーン)のテーマの一つに「インタラクティヴ」があります。
メディアアートの基本とも言うべき「インタラクティヴ」(=相互作用。作品をただウォッチするのではなく触れたりすることによって反応がくる。作品を体験できる)ですが、美術館などで行われる企画展だと人がいっぱい、混んでいるので待ってる次の人のことが気になって、体験しても今の何だったの?的なものがありますが、ここは常設展示でゆっくり楽しめます。
私が行ったのは土曜日でしたが平日はかなりすいているのではないでしょうか。
ゲームとかわかりやすいものもあるので、子供連れで行っても楽しめそう。
また研究開発コーナーもあり、企業や大学の研究開発の事例を紹介しているとのことですので、技術者の方が楽しめる要素もありそうです。
とはいえ科学博物館のような理系寄りではないし、一企業の展示スペースといっても、NTTという企業色はあまり感じられない。
幅広いアート活動を行う施設だと思います。
このような施設は国内では唯一だし、海外でも数少ないようです。
こうした施設はどんどん利用したい。
▼ICCから見えるNTT東日本ビル

ブリヂストン美術館

住所:東京都中央区京橋1丁目10番1号
用途:美術館
開館時間:火〜土曜日10:00-20:00 日・祝日10:00-18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日のほか不定期(公式サイトのカレンダー参照)
入場料:大人800(600)円 大学・高校生500(400)円 シニア(65歳以上)600(500)円 中学生以下無料(特別展を除く)
( )内は20名以上の団体料金
公式サイト:http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
東京のオフィス街のど真ん中にある美術館。
東京駅をはさんで反対側、丸の内は再開発が進み日々新しくなっていますが、八重洲からこの辺りは昭和のオフィス街の雰囲気をそのまま残しています。
そういえば、今度丸の内に美術館ができるとか。
三菱地所が「三菱1号館」をリノベーションし美術館にする計画のようで、完成が楽しみです。
さてこの美術館は、名前からわかる通りタイヤメーカーのブリヂストンの創業者石橋正二郎の収集品を展示しています。
街の雰囲気に似て、正統派のアートというか、教科書に載っているような超有名な西洋絵画を扱っています。
ルノワール、モネ、セザンヌなど、歴史に名を残す有名アーティストばかり。
印象派・後期印象派が特に充実しているようです。
セザンヌ「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」もここにあります。
そういえばセザンヌは今年2006年は没後100周年にあたるそうですね。
今のところ日本では見かけませんが、本家フランスではいろんな展覧会やイベントが開かれているようです。
印象派の絵画中心ということで現代美術の展示とはもちろん趣が異なりますが、本物のセザンヌやモネがオフィス街のど真ん中にあるので、ぜひ一度は訪れたい美術館です。
館内は決して広くはなく邸宅のような感じで、会社員の方が仕事帰りに1〜2時間立ち寄るのにちょうど良いと思います。
時間も平日20時まで開いています。
国立科学博物館

住所:東京都台東区上野公園 7-20
用途:博物館
開館時間:9:00 〜17:00 (入館16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) 年末・年始(12月28日〜1月1日)
入場料:一般・大学生500(300)円 小・中・高校生無料
( )内は20名以上の団体料金
※団体20名につき引率者1名無料
※特別展は別料金
※常設展示は満65 歳以上の方は無料
※障害者の方とその介護各1名は無料
※友の会会員は無料
公式サイト:http://www.kahaku.go.jp/
夏休みになると子供でごった返す上野の科学博物館。
主に小学生の男子が中心のお客さんです。が、大人が訪れても楽しめるところなのです。
2004年に新館がオープンし、本館は改修工事のため閉館中となりました。(現在入れるのは新館)
オススメは新館3Fの「大地を駆ける生命―力強く生きる哺乳類と鳥類をみる―」です。
このフロアにはあらゆる哺乳類・鳥類の剥製が展示されています。円形のガラスルームにライトアップされた剥製には目を見張るものがあり、3Fのフロアだけでも見に行く価値はあると思います。
動物という親しみやすいアイテムですので、男子小学生のみならず大人の女性も少なからず感動するのではないでしょうか。
他のフロアも、恐竜の骨格展示が天井にぶら下がっていたりして面白いです。
科学博物館というと、お勉強系のお堅いイメージがありますが、展示方法によって楽しめるのだなあとつくづく思います。
常設展は小・中・高校生は無料。
お父さん・お母さんにとってもありがたい施設に違いありません。
法隆寺宝物館

住所:東京都台東区上野公園13-9
設計:谷口吉生
用途:美術館
施工:1999年
開館時間:9:30〜17:00(入館16:30まで)
※3月31日(金)および4月〜12月の特別展開催期間中の毎週金曜日は20:00まで開館
※4月〜9月の土曜、日曜、祝日、振替休日は18:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館。翌火曜日に休館) 年末年始
入場料:大人420(210)円 大学生130(70)円 →年内に値上がり予定 ( )内は20名以上の団体料金
※特別展は別料金
※障害者とその介護者各1名は無料
※高校生以下、満65歳以上の方は平常展無料
※敬老の日(9月第3月曜日)は平常展のみ無料
写真・ビデオ撮影:可(フラッシュ、三脚等の使用不可)
その他:中2階資料室 1階レストラン(ホテルオークラ ガーデンテラス)
公式サイト:http://www.tnm.jp/jp/guide/map/horyujiHomotsukan.html
上野の東京国立博物館内に、ひっそりと佇むミュージアムです。
1964年に開館した宝物館を1999年に谷口吉生設計により新宝物館が誕生。
リニューアルする前は週一日のみの公開だったが、現在は週6日公開している。
リニューアルした時は話題になりBRUTUSでも取り上げられてましたね。
東京博物館内にあり、正門を入り向かって左(西)の方にあります。
東京博物館の入場料金で入れるのでお得です。(同じくエリア内にある東洋館、平成館、表慶館、資料館も同様)
他の館に比べると目立ちませんが、緑に囲まれた静かな場所にあり、レストラン(ホテルオークラ ガーデンテラス)もあります。
また奈良・法隆寺から皇室に献納された宝物300件あまりを収蔵・展示し、正倉院宝物と双璧をなす古代美術のコレクションとのことで、中身はかなり充実していると思われます。
▼室内から外を眺める

▼1階にある第2室の 金銅仏

特に、1階の第2室は圧巻です!
薄明かりの照明の下で50体以上もの、高さ30センチ程度の金銅仏が透明の陳列ケースに展示されている。
入った瞬間、かなりのインパクトがあります。
薄暗く静寂な室内は、夜の月明かりのようでもあり、地下のカタコンベのようでもあり。
ズラリと並んだ仏像一体一体にスポットライトが当たる。
仏像たちのショウケース。店のディスプレイといった方が近いかも。
古代美術のこのような見せ方は、モダンなのかポストモダンなのか…
そして全体のインパクトに加え、仏像たちが納められている陳列ケースはフレームレスなものが使われているそうで、
前後左右あらゆる角度から仏像を眺められ、ディテールまで鑑賞できるということです。
外国人を連れて行ったら確実に喜ばれそうです。


国際子ども図書館

住所:東京都台東区上野公園12-49
設計:安藤忠雄建築研究所 日建設計
用途:児童書専門図書館
施工:2002年5月
開館時間:9:30〜17:00
休館日:月曜日 第3水曜日 祝日 年末年始
入場料:無料
写真・ビデオ撮影:館内一部可
公式サイト:http://www.kodomo.go.jp/
明治39年に帝国図書館として建てられた歴史ある建築をリニューアルした建物。
現在は国立初の児童書専門図書館になっています。
旧建物の空間と意匠を出来るだけ生かして建てられたとのこと。
入って正面側は旧建築、裏(中庭)側は安藤忠雄による新建築で、
新・旧半々の対比でありながら一つの建物としてナチュラルに馴染んでいる。
どちらかというと明治期ルネサンス様式である旧建物の印象が強いです。
元は大人向けの、かなり偉い人が利用する図書館だったということで、児童書専門図書館とはいっても大人の落ち着いた雰囲気。
▼旧建物部分


▼新建物部分


新しく改築されたラウンジは、ガラス張りの開放的な廊下という感じ。
椅子が置いてありおそらくラウンジで本を読んだりできると思うのですが、こういう場所で子供が落ち着いて本を読むとは思えず、やはり大人の空間を感じさせました。
この図書館の存在はあまり知られていないのか、私が行った時は人も少なく静かでした。近所の区立図書館の児童書コーナーみたいに騒いでいる子供がたくさんいるのかなと思いましたが、決してそんなことはなく静かでした。むしろ落ち着けて、ゆっくりできる空間。
重厚な歴史的建築に児童書という組み合わせが良いのかもしれません。無料で入れますし、上野動物園で疲れたらここで一休みするのもありですね。
今度行ったらゆっくり絵本を眺めたい。
